会計事務所の活用方法(法人の経理・税務)
● 得意分野の確認
経理・税務関係の業務範囲は極めて広く、全て得意という会計事務所はまずありえません。
ちなみに、弊社の得意分野は法人の経理・税務です。
特に「中小企業」の経理・税務をメインの業務にしています。
大部分の会計事務所も法人の業務割合が多いのですが、法人関係の業務が本当に得意というよりは、
一般性が高く市場が大きい事や、小規模な会社であれば難しい業務が発生しにくいといった事から、
結果的にそうなっただけというパターンがとても多いと感じます。
(ご参考) 弊社が「中小企業」の経理・税務をメインと位置付ける理由
弊社所長の多様な業務経験(※1)の中で、中小企業の経理・税務への取り組みに改善の余地が大きく、
大企業と違って変革のための支障も少ないため、「弊社のノウハウを活用していただければ、必ず
お役に立てる。」という確信を持ったためです。
また、常に戦い続けることが使命とも言える中小企業の社長さんから、色々な面で頼りにされ、その
期待に応える事が出来て喜んでいただけた時は、本当にやりがいを感じます。
(※1) 数万人規模の上場企業の法定監査、数百人規模企業の株式公開準備のコンサル、
数十名規模の中小企業や数名規模のSOHOの税務顧問など、幅広く経験しています。
● 法人の経理・税務が得意だと会社にどんなメリットがあるか
- ・不要な作業をしなくて済む。小規模な会社での仕訳伝票は全く不要。
- ・経理の仕組みが簡単になり、一般事務の担当者でも十分対応できる。
- ・標準化の徹底により、担当者が退職しても、引継ぎが極めて容易。
- ・業績や資金繰りの説明がわかりやすく、内訳の確認も継続的に高い精度で行えるので、
計画が立てやすい。 - ・資金繰りの予定表を容易に作成でき、融資のアドバイスも受けられる。
- ・節税策のとりもれが少なく、税務調査の否認も少ない。
- ・事業経営に関する知識や経験が豊富で、ブレーンとして活用できる。
- ・周辺業務に関して、弁護士・司法書士・社労士等の紹介を受けられる。
● 会計事務所へのアウトソーシング
アウトソーシングに向いている業務
「対応が難しく、代行させても支障が少ない作業」
- ・会計入力 ・・・ ただし、従業員数が10人程度になったら社内で入力した方がBetter
- ・固定費(販売費及び一般管理費)や資産・負債(売掛・買掛・手形等を除く)の内訳管理
- ・月次決算のとりまとめ
- ・各種経営管理資料の作成
- ・税務申告書の作成 等
アウトソーシングに不向きな業務
⇒ 極力社内で対応すべき どうしても
報酬の引下げ効果もあり 外注したい場合
「社内でできる容易な作業」「社内で行わなければならない作業」
- ・領収書・請求書・納品書等の整理
- ・現金取引の管理(出納帳の作成&実際在高との照合)
- ・預金取引の管理(出納帳の作成)
- ・売上・仕入・粗利の管理(取引先別・商品別等の内訳把握)
- ・売掛・買掛金の残高管理(入出金の消し込み&残高内訳把握)
- ・手形取引の管理(決済・割引・裏書等の顛末&残高内訳把握) 等